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当社のような小さな企業が、巨大企業が名を連ねる医薬品産業においてグローバルな製薬企業を目指すためには、経営資源を集中させることが重要と考えています。弊社は創業以来、研究・創薬機能、製造機能、販売機能を社内に持っておりません。これまで、医薬品候補を外部からライセンス導入して開発パイプラインを構築することに経営資源を集中させてきました。現在、10本の医薬品候補が臨床試験段階にありますが、当面は多発性硬化症治療薬・薬物依存・神経因性疼痛のMN-166と気管支喘息急性発作治療薬・COPDのMN-221の開発に経営資源を集中させています。
製品が上市するまでは継続的な売上や利益が期待できないため、適切なタイミングで医薬品候補品のライセンス導出による提携を行い、開発費用の削減、提携先の経営資源の活用、戦略的自由度の増加を図り、企業体としての継続性を担保します。ライセンス導出による提携が弊社の臨床開発能力の信用となり、将来新たな医薬品候補のライセンス導入あるいは新たな資本導入につながると確信しています。
各国の医療用医薬品市場の規模や成長性は、概ねその国の国内総生産に比例します。日本の医療用医薬品市場は世界で第2位を誇りますが、米国や欧州全体の市場規模や成長性とは比較になりません。また欧米市場間では開発データが共有できるところが多いのに比して、日本市場では民族の違い、医療慣習の差、言語の特異性から日本市場固有の投資が新たに必要になることが多いため、弊社は、投資効率が良く、経営陣にノウハウの蓄積がある欧米市場をターゲットにしています。一方、日本発の医薬品候補のなかには、まだその可能性を欧米市場で十分に検証されていないものが多く含まれています。弊社は日本企業との提携により、これらの医薬品候補の臨床開発を欧米市場で展開しています。